（1）お線香
一番手軽に香りを楽し方法ですが、煙を嫌がる人も多く最近では煙の少ないタイプも販売されています。
（2）焼香（直接加熱）
空間全体に香木を香らせたい場合には、焼香や空薫（そらだき）が向いています。短時間で空間全体にワッと香りを漂わせることができます。ただし難点もあります。特に焼香は強く香らせることができますが、樹脂のほか木も燃えるのでお香の量が多いとかなり煙くなります。部屋の壁やカーテン、そこに置いてある衣服にも煙の匂いが付きますので、お香の量には十分気を付けてください。
（3）空薫（間接加熱）
灰の中に火の着いた炭団を埋め、近くに削った香木を置き間接的に加熱する方法です。
（4）電子香炉（間接加熱）
最新の電子香炉は、充電機能、タイマー機能や最適温度に制御する機能もついていますので、安全で手軽に香りを楽しむツールとしては最強かもしれません。難点は高性能になればなるほど値段が高くなるところです。
（5）アロマポット、茶香炉（間接加熱）
手に入りやすく値段もお手頃です。香木を加熱するために必要ですので、超音波式のものや熱量の少ない電球式のものは適していません。キャンドル式のものを選びましょう。キャンドル式を選ぶ場合にはいくつかのポイントがあります。①香木を置くお皿は必ず耐熱性であること。②樹脂系の香木はある程度の温度が必要なので、高温加熱できるもの（使用するキャンドルによって熱量が異なりますが、だいたい灯火芯の先から香皿の底まで6cm前後のものが良いようです）。③無臭のキャンドルを使用する。