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手軽に楽しむ ≪道具編≫

1.香木(沈香、伽羅、白檀など)の姿物(原木)を刻む道具

香木(沈香、伽羅、白檀など)を楽しむ場合、刻みや抹香はそのままで使えますが、姿物(原木)、1㎝四方の角割(分割)、チップなどは小さく削らなければなりません。中国やベトナムの香舗などで相場を調べる際、香りを確かめようとするとナイフが出されます。普通、よく切れるナイフって持っていないことが多いですよね。

ここで役に立つのが、日本で発明された「カッター」です。これほどよく切れる刃物で身近な物はありません。その他意外に役に立つのが、プラモデル用の「ニッパー」です。姿物(原木)の端っこを少し切り取る時や角割、チップを細かくする時に安全でそれほど力も要らず、実に便利です。カッターやニッパーは、100円ショップやホームセンターで購入することができます。

2.香炉を用意する

写真のような本格的な香炉や香道で使用する聞香炉があればそれを使用します。
仏具の香炉や100円ショップで売っている磁器製ココットや陶器の茶碗、ブリキ缶など耐火性のあるものなら代用できます。内径で8㎝くらいのものが使いやすいと思います。

その他火を使わない電子香炉は、温度調節機能やタイマーがついている機種もありとても便利です。お香屋さんやインターネットで購入することができますが、10000円~14000円と高価になります。アロマポットや茶香炉も耐熱皿のついたキャンドル式のものであれば使用できます。アロマショップやお茶屋さん、インターネットで3000円~5000円で購入できます。

3.香炉灰を用意する

≪香炉を使用する場合≫
お香屋さんや仏具屋さんなら数百円で購入できます。100円ショップでも購入することができます。

≪電子香炉、アロマポット、茶香炉を使用する場合≫
香炉灰は必要ありません。

4.火種を用意する

≪香炉を使用する場合≫
お香用の炭を炭団(たどん)を言いますが、香道で用いる香炭団(15個入りで1000円前後)はお香屋さんで購入できます。お焼香に用いる炭団(20個入りで300円前後)なら仏具屋さんでも購入できます。その他お線香でも代用できます。この場合、煙が少なく匂いの薄いものがお薦めです。

≪アロマポット、茶香炉を使用する場合≫
キャンドルは無臭のものを使用します。アロマショップやインターネットで300円~1500円で購入できます。

※火を使うので、火の始末には十分ご注意ください。

5.火箸や灰押えを用意する

火起こしや灰に空気を含ませる時に香道用の火箸があると便利ですが、大きめのピンセット(金属製)でも代用できます。空気を含ませた灰を押さえるのに灰押えを使用しますが、火箸で押さえれば大丈夫です。